はじめに
スポーツトレーナーの難関資格
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
を取得するためには、基本的に認定校と呼ばれる大学もしくは専門学校に進学しなければいけません。
今回は、その学校選びにおいて重要なことをお伝えしていこうと思います。
これらを考慮することで、自分に合った学校を選ぶ手助けになるかと思いますので最後までご覧ください。
1カリキュラムの内容
理論と実践のバランス
学校が提供するカリキュラムが、理論的な知識と実践的なスキルの両方をバランス良く学べるかを確認しましょう。
アスレティックトレーナーは、スポーツ医学やリハビリテーションの知識を実際の現場で応用する力が求められます。
学校によっては知識のインプットばかりで実践的な経験を積めない学校も中には存在するので授業のカリキュラムは事前に知っておくと良いでしょう。
資格取得支援
アスレティックトレーナーの資格取得を目指すカリキュラムが整備されているかを確認しましょう。
JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)やNATA(アメリカのアスレティックトレーナー協会)など、取得したい資格に対応しているかも重要です。
特に【トレーナー】とつく学科が複数ある場合は要注意です。
学校に入学してみたらジムのパーソナルトレーナーの資格しか取得できない なんてことにもなりかねないので、学校選びの段階で取得できる資格は必ずチェックしましょう。
2実習の機会と環境
実習の充実度
学校が提供する実習プログラムの充実度は、アスレティックトレーナーになるための重要な要素です。特に、スポーツチームや医療機関での実習が豊富に提供されているかを確認しましょう。
実習先の場所は学校によって傾向が大きく異なります。
自分の目指すトレーナー像や将来就職したいと思っている施設や機関がある場合は、それに近い実習先があるか確認しましょう。
現場経験の質
実習の内容が実際の現場でどの程度の経験を積むことができるかも大切です。
例えば、プロスポーツチームや有名なアスリートのサポートを行うチャンスがあるかどうかなど。
こちらに関しては実際に入学してからでないと分からない部分もあるかと思いますが、オープンキャンパスなどで在校生の生の声を聞いてみるのも一つかと思います。
3教員の質と指導体制
専門家による指導
教員が実際にアスレティックトレーナーとしての経験を持っているか、またはスポーツ医学の分野で著名な研究者であるかを調べましょう。
経験豊富な教員から学べることで、実践的な知識や最新の技術を習得できます。
個別サポートの充実度
生徒一人ひとりに対するサポート体制が整っているかも重要です。
特に実習や就職活動における指導がどの程度行われているかを確認しましょう。
学校のパンフレットなどに就職率○○%といった記載をよく目にしますが、
希望の就職先にどれだけ就けているのかも確認しておくと良いかと思います。
4学校の設備
トレーニング施設や研究設備
学校の設備が充実しているかを確認しましょう。
最新のトレーニング機器やリハビリテーション設備、スポーツ医学研究に使えるラボなどが整っていると質の高い学習が可能です。
附属施設や提携先
学校に附属するクリニックや提携するスポーツチーム、
医療機関があると、よりリアルな現場での経験が積めます。
特に大学の部活動など、学生トレーナーとして早い段階から現場経験を積むことができる学校はおすすめです。
5ネットワークとキャリア・資格サポート
卒業生ネットワーク
卒業生がスポーツ業界でどのように活躍しているか、
またそのネットワークが強力かどうかを調べましょう。
優れたネットワークは、就職活動やキャリア形成において非常に有利となります。
スポーツやトレーナーの業界では、人との繋がりが大事と言われており
縁故採用がよく行われる世界でもあるため、ネットワークは意識していきましょう。
就職サポート
学校がどの程度、卒業後のキャリアサポートを提供しているかも重要です。
就職率や卒業生の進路などのデータを確認し、就職支援の質を判断しましょう。
資格取得サポート
アスレティックトレーナーになるにはまず資格を取得しなければいけません。
どの学校がどれだけ資格合格者を輩出しているのかも重要な要素です。
↓こちらの記事も合わせてご確認ください。
6学校の評判と実績
学校の評判
その学校がスポーツ業界でどの程度の評価を受けているかを調べることも重要です。
評判が良い学校は、卒業後の就職活動で有利になることが多いです。
実績
これまでの卒業生がどのようなキャリアを築いているか、
またどれくらいの数の卒業生が資格を取得しているかを確認することで、
その学校の実績を把握できます。
7立地とライフスタイル
立地の利便性
学校の立地も選択の重要な要素です。
通学のしやすさや、周囲のスポーツ施設・医療機関の充実度などを考慮しましょう。
学費と生活費
学費の他、生活費や奨学金制度の有無も検討材料に含めましょう。
経済的な面も重要な要素です。
まとめ
これらのポイントを総合的に考慮し、
自分の目標やライフスタイルに合った学校を選ぶことがアスレティックトレーナーへの近道です。
オープンキャンパスや説明会に参加して、直接教員や在学生の意見を聞くことも効果的でしょう。
みなさんの学校選びの参考になれば幸いです。
それじゃまた!
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