はじめに
FIFAワールドカップアジア最終予選が現在行われていますね。
中国に7-0,バーレーンに5-0
と猛烈な強さを見せてくれました。
この強さでアジア国はもちろん、
ヨーロッパ諸国を圧倒してほしいですね!
育成還元金とは
みなさんはワールドカップ(以下W杯)の育成還元金 というのを知っていますか?
2022カタールW杯
16強入りをした日本代表の帰国後、日本サッカー協会が理事会を開きました。
そこでは森保監督とW杯史上初の女性審判として大会に参加した山下さんも挨拶されていました。
その理事の中で大会賞金の一部(およそ7500万円)を
選手が所属していたクラブに育成還元金として支払う という話がありました。
この育成還元金は前大会のW杯後にも行われていたんですね。。。
私自身サッカーの育成年代で働く身として、またクラブとしても
とてもありがたいものですし、
JFAの育成に対する姿勢が見られますよね。
育成還元金はW杯に出場した日本代表選手が
満11歳(小学6年生)から満21歳の間に1年以上在籍したチームに対して
1チームあたり30万円を選手の在籍年数に応じて払う(海外クラブを除く)
というものでした。
たとえば長友選手の場合、
12歳 →神拝サッカースクール 1年×30万円=30万円
13〜15歳→西条北中学校 3年×30万円=90万円
16〜18歳→東福岡高校 3年×30万円=90万円
19〜21歳→明治大学 3年×30万円=90万円
ということになりそうですね!
中学校・高校年代に90万円支給されるというのは
各クラブにとって大きな財源になりそうですよね!
クラブによっては多額の支給額!?
また、今回注目すべきは川崎フロンターレへの支給額です。
三笘選手は小学校から高校まで。
田中選手と板倉選手に関しては小学校から21歳までと、
今回指定された年齢(21歳)まで川崎フロンターレにいました。
この3選手を合計すると対象年数は27年になりますので、
川崎フロンターレには27年×30万円=8100000円
が支給されることになります。
すごい額になりますね!支給されるクラブの中で圧倒的に群を抜いています。
それほどまでに川崎フロンターレの育成が日本サッカーへの貢献度が高い
とも言えますね。。
この支給額がJリーグクラブに支給される場合、そのうちの何%が育成年代にわたるのか、
またその使い道はどうなるのか。
各クラブによって大きく変わっていくとは思いますが、
現状として育成年代に使われる資金というのには
トップに比べても限りがあります。
それはトップチームが勝負の世界だということ。マーケットが広く、毎回の試合結果に大きなお金が動くため、必要な資金も当然ながらに高くなります。
また育成年代の資金の多くはトップチームが生み出すものに大きく依存する
ということも背景にあります。
しかし、育成組織の環境が良くなれば今後トップチームへと昇格し、
そこで活躍できる選手も多くなる事で結果的にクラブに貢献できる
という考え方も出来ます。
これは各クラブが抱える大きなテーマだとは思いますが。。。
今後の日本サッカーが成長するか衰退するかは、
各Jクラブの下部組織をはじめ、街クラブ・学校の部活動での育成にかかっているとも言えます。
この記事がサッカーをはじめとするスポーツを愛する皆様に
読んでいただければ嬉しく思います。
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