Jクラブ セレクションに受かりたい!【小学生編】

サッカー

こんにちは!!

夏休みも終盤となり、秋の季節に変わっていきますね。


Jリーグクラブではこの秋ごろに、毎年セレクションが行われます。

今回は小学生編ということで、
セレクションでは実際にどこを見られるのか、
どういった選手がコーチの目に止まるのか解説していこうと思います。

私は現在Jクラブのアカデミーでコーチをしており、

毎年セレクションを見ているのでその観点からもお伝えできればと思います。


一番は特徴的なものがあるか。

小学生の段階では輝く特徴があるかどうかが大きな判断基準になるかと思います。


例えば・・・

  • 足が速い
  • ボール扱いが上手い
  • キュンキュン動ける選手
  • 将来、高身長が見込める選手

などが挙げられます。

各クラブによってどういった選手を選びましょう。といった選考基準はあるにせよ、
特徴的な能力を持っているかどうかは全クラブ共通の基準かと思います。


セレクションで他の人よりも注目されるためにも、自分の得意なプレーを発揮できるように心がけていきましょう。

足が速い は何よりも魅力的

クラブによってはセレクション前に足の速さを測ったり、50M走のタイムを聞いたりします。

それは単純にスピードが速い選手をセレクションで合格させたいからです。



なぜ、クラブは小学生の段階で足の速さを重視するのか。

それは、子供の時に足の速かった選手は大きくなっても足が速いことが多いからです。


ここで疑問を抱く人も少なくないでしょう。

【努力次第で足って速くなるんじゃないのか】

この考えは半分正解・半分不正解といったところです。



実際に過去のデータを見てみても、小学生時代に足が速かった選手は高校生・大人になってもある程度スピードは残る傾向にあります。


逆に足が遅かった選手が将来スピードを武器に戦えるかといったらそれもまた難しいでしょう。

もちろん例外もありますし、走るフォームの改善や筋力トレーニング、身体の成長によってスピードは上がっていきます。

ただ過去のデータを見てみると、小学生時代の足の速さが重要というのは傾向としても間違いなく言えることでしょう。

両親の身長がプラスになることも?

Jクラブではセレクションをする際に、
両親の身長と選手の身長を事前にアンケートするのが一般的です。


これは、将来その選手が大きい選手になるのかそうでないのかを予測するためのものです。

ここで勘違いしてほしくないのが、親の身長が低いからダメ というものではありません。


将来、大きい選手になるに越したことはありませんが、そこはあくまで大きくなったら良いよね。くらいの温度感かと思います。

実際、両親の身長が大きくても、その選手が絶対に大きくなるかは分かりませんし、その逆も然りです。


ただサッカーにおいて、
ゴールキーパーやセンターバックといった身長が高い方が有利なポジションもあるため、
両親の身長も多少加味するといったことがあることだけ覚えておいてください。

セレクション中にコーチが思うこと

過去のセレクション中に私自身思うことがあったので、それらを紹介していこうと思います。

無謀なシュートを打たないで。。

セレクション方式はクラブによって様々ですが、受験者数の関係でほとんどがミニゲーム形式で行われるかと思います。

私のクラブも昨年はゲーム形式で行われましたが、そこで一つ問題がありました。

ゴールキーパーがいないことによって、意味のないシュートが多発してしまったことです。


シュートをどんどん打つことが悪いわけではありません。

サッカーの本質はゴールを多く決めることなので、ゴールが決まればナイス!になるでしょう。

しかし、セレクションにおいては微妙に違います。


得点王が内定となる形式のセレクションであればどんどんシュートを狙いにいくべきです。

しかし、我々が見ているのは選手が動けて技術があるのか です。

ゴールキーパーがいないゲームの場合、少し賢い選手なら少し浮かしてシュートすれば簡単にゴールを決めれるでしょう。

ただ、そのプレーをされると我々の立場からしたら、そこを見たいんじゃないよ!!
と思うわけです。

ロングシュートが多発してしまうと
1回1回プレーも止まってしまうので、
こちらの評価もしづらくなってしまうのです。


そのため、無謀なロングシュートを打っていると選考の時間も少なくなり、
仮に決まったとしてもその得点の価値は低くなってしまうのです。

プレー中の態度や姿勢に関して

セレクションを行っていて、元気に声を出す選手を見かけます。

【声出していこう!!】

【もう一点いこう!!】


自チームでのプレー中もそうなのか。
もしくはセレクションだからそうなのか。


この盛り上げる系の声をコーチはどう思っているのでしょうか。



良い雰囲気になるから加点ポイントなのか?
いやいや、サッカーに全く関係ないから加点しないよ、、 となるのか。


結論、コーチによって意見が分かれる!  です。



私自身は、試合中の盛り上げる声を発する選手がいれば合格させたくなりますし、

逆にそんなのは関係ないというコーチも事実います。

ただ一つ言えるのは中学生や高校生とは違い、
まだ小学生のため戦術などに関するコーチングなどは基本発生しません。

声を出している選手は【元気な子だなぁ】という印象は受けるものの、
それが選考に直結するのは中々ないのではないかと感じます。

※個人的には、声を出して元気にプレーする選手は大好きです!

まとめ

Jクラブのセレクションでは【将来プロサッカー選手として活躍出来る原石がいるか】

を軸として判断していきます。



選考の基準は公にされませんが、

単純な話【動けて上手く、将来性のある選手】が受かるのはほぼ間違いないでしょう。


もしかしたら親の身長などによって合否が分かれるかもしれません。


しかし、仮に落ちてしまったとしても落ち込む必要は全くないと思います。

Jクラブのセレクションに落選したが、日本代表になっている選手はたくさんいます。
例えば・・堂安律選手や伊東純也選手、内田篤人選手なんかも有名な話ですよね。


その時に見ていたコーチの見る目が悪かったんだと思うのがごく自然かなと思います。






これから秋となりセレクションが各Jクラブで開催されることでしょう。



皆さんの結果が良い方向にいくように願っています。



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