練習しても伸びない子どもは、何が原因なのか

発育

努力だけでは説明できない“差”の正体

「ちゃんと練習しているのに、なぜか伸びない」
「周りの子は上手くなっているのに、うちの子だけ変わらない」

スポーツを続けていると、
多くの保護者が一度はこの壁にぶつかります。

そのとき、真っ先に浮かぶのが

「努力が足りないのでは?」という考えです。

でも本当に、原因はそれだけなのでしょうか。


「練習しても伸びない=努力不足」になりやすい理由

伸び悩みを前にすると、

  • 練習量が足りないのかも
  • 集中力が足りないのかも
  • 本気度が足りないのかも

そう考えるのは、ごく自然なことです。

なぜなら
努力は目に見える唯一の材料だから。

一方で、

  • 体の使い方
  • 疲れやすさ
  • 回復の早さ

といった要素は、
外からはほとんど見えません。

結果として、
「見える努力」だけが原因にされやすくなります。


現場でよく見る「同じ練習、違う結果」

育成年代の現場では、こんな場面をよく見ます。

  • 同じメニュー
  • 同じ指導
  • 同じ頻度

それでも、

  • すぐに動きが良くなる子
  • なかなか感覚をつかめない子
  • すぐ疲れてしまう子
  • ケガが増えてしまう子

この差は、
やる気や根性だけでは説明できません


練習しても伸びないときに考えたい3つの視点

結果が出ないとき、
一度立ち止まって考えてほしい視点があります。

① 練習量は「適量」か

一生懸命やることと、
合った量をやることは別です。

  • 少なすぎても伸びない
  • 多すぎても回復が追いつかない

特に成長期は、
やればやるほど良いとは限りません。


② 練習内容は「合っている」か

同じスポーツでも、

  • 瞬発力を求められる場面が多い
  • 持久力が求められる場面が多い

など、要求は違います。

今やっている練習が、
その子の特性に合っていない可能性もあります。


③ 体の反応はどうか

同じ練習をしたあと、

  • 翌日には元気な子
  • 何日も疲れが残る子

がいます。

この違いは、
気合ではどうにもならない部分です。


「伸びない」は一時的なことも多い

ここで大切なのは、
伸び悩み=ずっと伸びない
ではない、ということ。

  • 成長のタイミング
  • 体の発達段階
  • 環境の変化

によって、
一時的に停滞することはよくあります。

焦って結論を出す必要はありません。


それでも続くとき、見落とされやすいポイント

もし、

  • 練習を続けても変化が見えない
  • ケガや疲労が増えている
  • 本人が自信を失い始めている

こうした状態が続いているなら、
努力以外の要因に目を向ける必要があります。


「頑張らせればいい」は、必ずしも正解ではない

努力を促すこと自体は悪くありません。

ただ、

  • 合わない方向での努力
  • 体に負担の大きい努力

は、
成長を早めるどころか、遠回りになることもあります。


親ができることは「原因を一つに決めない」こと

大切なのは、

伸びない理由を
一つに決めつけないこと

  • 努力
  • 環境
  • 指導
  • 体の特性

複数の要素が絡み合っていると考える方が、
現実に近いケースがほとんどです。


次に考えるべき視点

ここまで読んで、

  • 努力だけの問題ではなさそう
  • でも、何を基準に考えればいいか分からない

そう感じた方も多いと思います。

次に整理すべきなのは、

スポーツ能力は、努力と体質のどちらで決まるのか?

この視点を持つだけで、
見え方は大きく変わります。


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