なぜ近代のサッカーではフィジカルが重視されているのか

サッカー

近年、サッカーでは「フィジカル」の重要性が以前にも増して高まっています。

選手たちは技術や戦術の向上だけでなく肉体的な強さも要求されるようになり、
フィジカルトレーニングが欠かせない要素となっています。

今回は、なぜ現代サッカーでフィジカルがこれほどまでに重要視されているのか、
その理由を探り、データと実際の動画を交えて考察します。


1. 試合のスピードと強度が向上している

現代サッカーの試合では、選手が走る総距離やスプリント回数が飛躍的に増加しています。

例えば、2010年のワールドカップと2018年のワールドカップを比較すると、
試合中に選手が行うスプリント回数が平均で20%以上増加しています。

トップレベルの選手は、
1試合で約10〜12kmを走破し、
その中で約1〜2kmはスプリントです。

このように、
スピードと強度が向上する現代サッカーでは、
選手に高い瞬発力と持久力が求められるためフィジカルの重要性が増しています。


例えば、
リヴァプールのモハメド・サラーは試合中に数多くの高速スプリントを繰り返すことで相手のディフェンスを崩しています。


2. 対人プレーでの優位性

対人プレーにおけるフィジカルの強さもデータで確認できます。

プレミアリーグでは、
1対1のデュエル成功率が高い選手ほど、
チームの勝利に貢献しています。


例えば、マンチェスター・ユナイテッドのカゼミーロは、2022-23シーズンにおいて1対1のデュエル成功率が65%を超えています。


対人プレーでのフィジカル優位性は、守備だけでなく攻撃にも影響します。

現在ナポリ所属のロメロ・ルカクは、
フィジカルの強さを活かして相手ディフェンダーとの接触プレーでも勝ち抜き、
ゴールを決めるシーンが多いです。

対人プレーでのフィジカル優位性を示す実際のプレー集はこちら↓


3. 戦術の進化とプレッシング

プレッシング戦術を多用するチームでは、
フィジカルの強さが試合の結果を左右します。

例えば、リヴァプールやマンチェスター・シティは、
攻守の切り替えが速く、
選手たちは全力で相手にプレッシングをかけます。

これにより、
相手の攻撃を未然に防ぎ素早いカウンターに繋げています。

これらのチームでは、
選手全員が高い持久力とスプリント能力を持ち、
試合を通してフィジカル面で優位に立つことが不可欠です。


プレッシング成功率も、
強靭なフィジカルを持つ選手がいるチームが上位にランクインしており、
フィジカルの強さが戦術を支えていることがわかります。

これを実際に体感できる動画はこちら↓


4. 怪我予防とパフォーマンス維持

選手がシーズンを通じて安定したパフォーマンスを維持するためには、怪我の予防が不可欠です。統計によれば、フィジカルトレーニングを行った選手は、怪我のリスクを約30%低減できます。

特に、ハムストリングや膝の怪我はフィジカルが不足している場合に発生しやすいです。

例えば、フィジカルコンディションが整っていない選手は、全力スプリントや急停止の際に筋肉や関節に負担がかかり、怪我をするリスクが高まります。

また、近年のプレミアリーグでは膝の前十字靱帯損傷が多く発生している状況にあります。

これは、試合数の増加に伴う疲労や、
近代サッカーのフィジカルレベルがより高くなり激しい接触が増えているからと言われています。

日本サッカーも世界基準にするために協会を中心にフィジカルの向上を促しています。

怪我を予防するための身体のケアやフィジカルの向上は必須と言えるでしょう。





怪我の多い方や、予防をしたい方はこちらの記事も参考にしてください。↓


5. データと科学の進化

現在、フィジカルの強化は科学的データに基づいて行われています。

試合中に使用されるGPSトラッキングデータは、選手がどのくらいの距離を走り、どのタイミングでスプリントを行ったかを記録します。

これらのデータを基に、各選手に最適なトレーニングが提供されています。


これらのデータを基に、トレーニングの計画が立てられ、選手は自分のフィジカルの弱点を効率的に補強することができます。

データ主導のフィジカル向上が、現代サッカーにおける選手のパフォーマンスを支えているのです。

まとめ

近代のサッカーでフィジカルが重要視される理由は、
試合のスピードと強度の増加、
対人プレーでの優位性、
プレッシングを含む戦術の進化、
怪我の予防、そしてデータと科学的アプローチにあります。


データに裏打ちされたフィジカルトレーニングが、選手の成功に直結していることは、今後もますます重要視されていくでしょう。

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