サッカー 年代別 足が速い基準 30m編

サッカー

こんにちは!

みなさんの周りに
めちゃくちゃ足が速い!
という選手はいますでしょうか。。


Jリーグを見てもプレミアリーグを見ても
現代のサッカーではフィジカルが求められるようになってるのは
皆さんお分かりかと思います。


そのフィジカルの中でも
顕著に差が出てくるのが足の速さです。

サッカーにおいて足の速さは絶対的に必要です。

仮にボール技術が多少劣っていたとしても、
足の速さがあれば解決できるシチュエーションはたくさんあります。


105m×68mのサッカーコートの中で、
スペースへ走る場面や、瞬間的な1対1、ゴール前でのスプリントは勝敗を大きく分けると言われています。

この勝敗が決まる大事な局面でいかに足の速さを発揮できるか 
が非常に大事になってくるわけです。

では一体どのくらいのレベルから 足が速い と言われるのでしょうか。

今回は各年代で30m走の基準をもとに解説していきたいと思います。

Jリーグデータを参考

今回のこの記事はJリーグで測定しているデータ情報をもとに解説しています。


つまり各年代のトップレベル基準を参考にしていますので、
信憑性に加えて、データ自体の信頼性も高いかと思います。

各年代で

  • スピードスター
  • 速い
  • 平均

の3カテゴリーで分けていきます。

なぜ30m走なのか

学校の体育や体力テストでは50mを測定する機会が多いと思います。

ではなぜ30m走を基準にするのかと言いますと、
サッカーにおいて 50mスプリントをする場面は試合においてほとんどないため
です。



実際のサッカーの試合では、

10m〜20m前後のスプリントが大半を占めます。


そのため、サッカーのスプリント能力という意味では30mで測定をするのが
一番効果的と言われています。


実際、各Jリーグのトップチームから育成年代まで、フィジカルテストのスピード項目は
30m走が基本となっています。


その他、高校トップレベルのフィジカルテストを行う際には30m走を基本としています。

そのためサッカー界ではスピード測定をする際に、
30m走が一般的になっています。

余談ですが
直線スプリントをした時の最高速度到達は平均して60〜70m地点のため、
サッカーにおいてはどれだけ速い段階で最高速度に持っていけるかがポイントとなります。

小学生

スピードスター

〜4.7秒


このタイムを小学生の段階で出すことが出来ていれば
世代ではトップクラスのスピードを持っているかと思います。

ジュニアのコートサイズを考慮しても、間違いなくスピードだけで
相手を置き去りにすることが出来るかと思います。

速い

〜4.99秒

小学生の速い基準の一つとして、5秒をきること かと思います。

5秒以内に30m走を走ることが出来れば、
ジュニアの段階では基本的にフィジカル能力が高いと言えます。

平均

〜5.2秒

各Jリーグチームの平均が大体このくらいかと思います。

速い選手・遅い選手の平均を算出すると
平均して5.2秒くらいになります。

これ以上遅くなると、
スピードが弱点にもなってしまうため筋力向上などに加えて、
特にジュニア期では正しい走り方を習得することが重要です。

中学生

スピードスター

〜4.3秒


中学生年代からはピッチサイズも大人と同じになるため、
よりスピードの重要性が求められてきます。


4.3秒以内に30mを走れるスピードがあれば、
世代トップと言えるでしょう。


また4.3秒という数字は プロになる上で最低限必要な足の速さ
と言われています。

中学生の段階で4.3秒をきっていれば、
もしかしたらプロ選手よりも速い なんてこともあり得るかと思います。

速い

〜4.5秒

中学生の中でも4.5秒で30mを走れる選手は
限られてくるでしょう。


特に早熟と言われる成長が早い選手なんかは、
中学生の段階で4.5秒は超えておきたい基準の一つです。

平均

〜4.7秒


Jリーグクラブのジュニアユース全体平均がこのくらいかなと思います。

中学3年生の段階では超えておきたい基準。


晩熟型の選手も中学3年生になってくれば
少しずつ身体の成長が追いついてくるでしょう。


発育ピークに沿って筋力トレーニングも開始していくことで、
全身のスピード・パワーがついてくるでしょう。

高校生

スピードスター

〜4.0秒

ユース年代最高峰のプレミアリーグでは、
全国のJクラブ・高体連チームが凌ぎを削っています。


その中でも、フィジカルは特に試合の結果を左右するポイントです。


青森山田をはじめ、各高体連は高いフィジカル能力を誇っている印象があります。


4秒で30mを走る能力があれば、スピードに関してはプロの世界でも通用するかと思います。

速い

〜4.2秒

U18日本代表の30m走の平均が4.2秒となっています。

ユース年代で4.2秒をきってくれば、スピードに関しては問題ないかと思います。


平均

〜4.35秒

ユース年代からは一気にフィジカルの基準が上がります。

空中でのコンタクトや瞬間的なパワーが求められます。

スピードもその一つで、
最低限30m走を4.35以内には走れるようにしておくと良いでしょう。

大学生・プロ

スピードスター

〜3.8秒

トップレベルのスピードを誇る選手は30mを3.8秒以内で走るスピードを持っています。

日本代表で言うと、前田大然選手はこの基準を簡単に超えてくるでしょう。


ある試合では、
前田選手が最高時速36.9kmというとんでもないスピードを記録しました。


このレベルの足の速さだと30mを3.6秒とかで走ることが出来るのではないでしょうか。


実際の試合を見ても明らかに1人だけスピード感が違うのが分かります。

まさに韋駄天・スピードスター!

速い

〜3.95秒

Jリーグを基準にすれば、3.95秒をきることが
出来れば人並み以上と言えます。

特にプロの世界では、単純なスピードに加えて、
いかに効率良く、そして適切なタイミングでスプリントを行えるかが重要になってきます。

平均

〜4.1秒

プロレベルや大学生では4.1秒をきる選手も多くいます。

プロサッカー選手を目指すのであれば、
このくらいのスピードが必要と言うことが出来るでしょう。

まとめ

小学生中学生高校生大学生・プロ
スピードスター〜4.7秒〜4.3秒〜4秒〜3.8秒
速い〜4.99秒〜4.5秒〜4.2秒〜3.95秒
平均〜5.2秒〜4.7秒〜4.35秒〜4.1秒

いかがでしたでしょうか。

皆さんの足の速さはどのくらいの基準に達しているでしょうか。



今回は、Jリーグで測定しているデータ情報をもとに解説してきました。


足の速さは試合の局面における勝敗はもちろん、
それに伴う試合の勝敗を分ける大きなファクターになります。


フィジカルの重要性が日々強くなっている現代サッカーでは
足の速さが絶対的に求められます。



もし、皆さんが平均以下のスピードならトレーニングを積み重ねて
チームを勝たせられる選手になっていきましょう!


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