それは「才能の問題」とは限らない
「最近、練習に行くのを嫌がる」
「周りの子と比べて、明らかに差がある気がする」
子どもがスポーツを続けていると、
ふとした瞬間に
「この競技、向いていないのでは?」
と感じることがあります。
この感覚を持つこと自体、
決して珍しいことではありません。
むしろ、
子どもをよく見ているからこそ生まれる感情です。
親が「向いていないかも」と感じやすい瞬間
現場や保護者からよく聞くのは、次のようなタイミングです。
- 練習を嫌がるようになった
- 成果がなかなか見えない
- 同年代の中で置いていかれているように見える
- 本人が楽しそうに見えない
これらが重なると、
「このまま続けていいのか?」
という迷いが生まれます。
その違和感は「間違い」ではない
まず伝えたいのは、
その違和感を否定する必要はないということです。
「親が弱気だから」
「期待しすぎだから」
そう片づけられることもありますが、
実際には
小さなズレに気づいているサインであることも多い。
ただし、早すぎる結論は危険
一方で、
「向いていない=才能がない」
とすぐに結論づけてしまうのも危険です。
なぜなら、
- 成長のタイミング
- 体格差
- 環境や役割
これらによって、
一時的に合っていないように見えるだけのケースも非常に多いからです。
「向いていない」と感じる理由は一つではない
実際には、次のような理由が絡み合っていることがほとんどです。
- 成長スピードが周囲と違う
- 求められる能力と合っていない
- 練習量や負荷が合っていない
- 評価される場面が少ない
これを
「才能」という一言でまとめてしまうと、
見えるはずの選択肢が消えてしまいます。
練習を嫌がる=向いていない?
練習を嫌がると、
真っ先に「合っていないのでは?」と考えがちです。
ただ、現場で見ていると、
- 疲労が溜まっている
- 成功体験が少ない
- 常に注意される立場になっている
こうした理由で
一時的に気持ちが下がっているだけのことも多い。
競技そのものではなく、
関わり方や環境の問題である場合もあります。
比較が不安を大きくする
「同じチームのあの子はできているのに」
「兄弟なのに、全然違う」
比較は、
向いていない感覚を一気に強めます。
ただ、スポーツの世界では
差があることが普通です。
比較から生まれた不安を、
そのまま結論にしてしまう必要はありません。
「向いていない=やめる」ではない
ここで一番伝えたいのは、この点です。
向いていないかもしれない
= 今すぐやめるべき
ではない
考えられる選択肢は、他にもあります。
- ポジションや役割を変える
- 練習内容を見直す
- 成長を待つ
- 別の競技を視野に入れる
選択肢は一つではありません。
大切なのは「理由を整理すること」
不安を感じたときに必要なのは、
白黒をつけることではなく、
なぜ、そう感じたのか
を整理することです。
- 結果なのか
- 体の反応なのか
- 気持ちなのか
理由によって、
取るべき行動はまったく変わります。
次に考えるべきこと
もし今、
- 向いていない気がする
- でも、決断するほどではない
- 何を基準に考えればいいか分からない
そう感じているなら、
次に整理したいのはこれです。
「本当に注意すべき“サイン”は何なのか」
感覚ではなく、
もう少し具体的に考えることで、
不安は整理できます。





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